2015年入職[機能訓練士経験15年]
利用者の健康管理を担当しています。服薬管理や胃ろう管理も私たちの仕事です。利用者は110名で看護師は4人。早番・遅番といった区別はなく、その日によって担当を決め、看護師1人当たり30~40人の利用者を1日かけて診てまわっています。
特別養護老人ホーム(特養)は、病院とは異なりドクターが常駐していないので、すぐに頼ることはできません。そのため、利用者の異状を私たちがいかに早期発見できるかも大切な仕事です。
ここでのメインはあくまでも介護で、私たちはそれを支える存在だと思っています。現場では多職種連携を大切にし、医療用語をできるだけ使わず、わかりやすいコミュニケーションを心がけています。
もともと人と関わることが好きで、高校生のときには保育士と看護師のどちらを選ぶかで迷ったのですが、これからの少子高齢社会を考えて看護の道を選びました。
看護師として、これまでに総合病院で4年、療養型病院で7年勤務してきました。病院では、患者さんが退院すればそこでいったんつながりは終わりですが、特養では介護までゆっくりと関わることができます。ひとつひとつの業務にもゆったり携わることができ、病院時代と比べると子育てとの両立もしやすいと感じています。
親愛会の理念である「ひとりひとりを大切に」に共感したこと。そこに尽きます。ここには、日々バタバタと業務をこなすというより、ひとりひとりの利用者と丁寧に向き合うタイプの人が集まっていると思います。
育児と両立できることを重視していたので、自宅から近く、通勤に便利な点も魅力でした。
私はお年寄りが好きなので、日々自然に関われる点がこの仕事の魅力です。利用者の表情や目つき、身振り手振り、いつもと違う言動などから、何か困っているのかな、何かいやなことがあったのかなと、ちょっとした変化に気付いてアプローチし、良い方向に向かったときはうれしいですね。
介護士と違い、看護師は日中しかここにいません。その人の「ふだん」を知らないと、何かあったときに気付くことができないので、日々の看護では利用者との心のコミュニケーションを大切にしています。
また、利用者を看取るとき、その人らしく最期を迎えられるよう現場の皆で話し合い、利用者のご家族から感謝の言葉をいただいたときにも「この仕事をやっていて良かった」と思います。最期の迎え方はひとりひとり違いますし、私たちのケアにも「完璧」は無いと思っているので、亡くなった方のケアについて介護士と一緒に振り返り、つねに最善を尽くせるようにしています。
かけがえのない瞬間は日常のなかにあると感じています。利用者にこちらが何かをしたときに喜んでもらえて、明るい笑顔を見られたり、ふだんあまりお話をしない人がお話ししてくれたりするときが一番うれしいですね。
利用者のなかには認知面であまり言葉を発することができない方もいますが、こんなやりとりをしたら笑ってくれた、とか、こんなときに笑顔が見えたよ、と、現場のスタッフと分かち合えたときもとてもうれしいです。
スタッフ皆が「同じ方向を見られる」ように、努めていきたいです。そのためには、介護研修では実際の動きを学ぶ実技面を充実させたり、新型コロナを含む感染症対策を行う委員会活動の研修を現在の月1回から回数を増やしたりすると良いのではないでしょうか。
介護と看護がお互いに意識とスキルを高めるためには、利用者のちょっとした変化をすぐに情報共有できることも大切です。介護士など他の職種のスタッフが自分の専門外でわからないことがあるときは、臆せずに該当する専門職に質問できると良いですね。
楽しい仕事は、自ら創っていくものでもあります。親愛会の施設には、利用者が参加するレクリエーションがたくさんありますし、自分がやりたいことが実現しやすい環境もあります。
そして何より、施設長を含めみんなが協力してくれるのも魅力です。畑を耕すときに、トラックで土を運んでくれるなど、行動力のある人たちがそろっています。
自分がやりたいことを積極的に企画し、どんどんトライしてください。そして、自分で楽しい仕事をたくさん創ってくださいね。
前日夜から当日朝までのオンコールをチェック。夜間の施設内には介護士しかいないので、携帯電話に緊急連絡が来ることがあります。出勤後は緊急対応を要する利用者を優先して看護に入ります。
それが終わると、インスリン注射や利用者ごとに必要な薬の詰め分け作業も行います。
介護士からの報告(カルテ)を確認しながら巡回。排便や食事量のチェックも行います。
決まった時間にゆっくりと食事休憩。
身体機能を維持するために、みんなでラジオ体操を実施。2つのグループに分かれ、身体をしっかり動かしてもらいます。
内科や精神科の医師による回診は、週1回実施されます。看護師は、医師の診察をサポートし、採血や処方箋のチェックなども対応します。また、胃ろうも看護師の仕事です。
今日も1日お疲れ様でした!
育てた花を施設に持っていくのが楽しみです!
休日は、バラなどの花の手入れをしています。学生時代、機能訓練士と迷ったのが「お花屋さん」に勤めること。それくらい、花が好きなんです。
きれい咲いたバラを摘み取って、施設の各ユニットに飾ることもあります。お花を持っていったときの、入居者様の表情がたまらなく好きです。お花がお好きな方との会話も弾みます。
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